制作会社が倒産した!? ホームページが消える前に確認すべきことと今後のリスク

こんにちは、中村みさとです!
今回お知り合いの社長さんからとあるご相談を受け、急いで記事を書いています。
どなたにも起こる可能性があるホームページに関するトラブルです。

知り合いの社長さん

ある日、ホームページ制作をお願いしていた会社に連絡を取ろうとしたら、電話がつながらない。
ホームページの更新をお願いしたかったんだけど…。
調べてみたら、どうやら会社が倒産していた──。

ここ最近、そんなご相談を受けました。

フリーランスのデザイナーやエンジニアにホームページ制作の依頼をしていて
ある日から連絡が取れなくなった、廃業していた、
というご相談はこれまでにも何度かお受けしたことがあるのですが
この方がホームページを依頼していた先は売上高10億を超える大手制作会社でした。

それだけに衝撃も大きかったと思います。
(私もお話を聞いてかなり驚きました)実際に調べてみたところその会社は破産、倒産。

その会社独自開発のソフトを使用したホームページ制作でしたので
他社ではなかなか介入が難しいものでした。
引き継ぎ会社の名前がホームページに掲載されていましたが、実際は引き継ぎが完璧とは言えない状態。
今後もサポートも不透明…ということです。

(2025.11/1現在のお話なので今後どうなるかわかりませんが)

今のところホームページは問題なく表示されているとのことでしたが
契約内容によってはある日突然サイトが表示されなくなったり、
メールが使えなくなる可能性があります。

「うちも同じ状況かもしれない」と不安を感じた方へ、落ち着いて確認すべきことと、今後のリスクをまとめました。

まずは落ち着いて。

制作会社の倒産=即時サイト消滅ではありません。
契約の名義やデータの管理状況によっては、ホームページを守れるケースも多くあります。
焦って新しいサイトを作り直す前に、まず現状を整理しましょう。


ホームページ制作会社が音信不通になった時に
今すぐ確認すべき3つのポイント

ここから少し専門用語がいくつか登場します。
読んでいて頭が痛くなってしまう方はまずはご連絡ください。
私たちで力になれることがないか通話などで相談に乗らせていただきます。

①ドメイン(URL)の契約者名義

ホームページの住所にあたるのがドメイン。
ホームページ制作時の記録や書類を探し、「自社名義」になっているかチェックしましょう。

あなたのホームページのURLを制作会社が契約して取得している場合、
制作会社とドメイン会社の契約期間が切れたタイミングでホームページが
見られなくなる・URLが使えなくなる可能性があります。

ここが自社契約であればまずは少し安心です。

②サーバーの契約者と支払い状況

ホームページのデータを置いているのがサーバー。
こちらも、制作会社を経由して契約していた場合その支払いが止まるとサーバーが停止し、ホームページも見られなくなります。
契約先やログイン情報を確認し、自社契約に切り替えられるかの確認が必要です。
WordPressなどを使っている場合は、FTP情報や管理画面のログイン情報を確認しておくことも重要です。

③データのバックアップ

ドメインもサーバーも制作会社が契約している場合、
「ホームページのデータが手元に全くない」と、いざ消滅したときにすべて作り直しとなってしまいます。

もし何もない場合は、web上に残っている記録などから一部を復元できることもあります。
現在公開されているホームページからもデータを保存しておくことも可能です。
(完璧に、とは言い切れませんが)

これをしておくことでサイト消滅時のダメージを少しでも減らすことが可能です。


制作会社と連絡が取れないときの行動手順

すぐに新しい制作会社へ依頼する前に、今あるデータ・URL守ることが可能か
確認することをおすすめいたします。
分割払の途中であったり、制作途中の場合は法律的なことが関わってくると思いますので
専門家への相談も必要になってくると思います。

※今回ご相談頂いたケースでは、制作費は既にお支払い完了しており
 月額費などの支払いはなし。更新対応はコミコミのプランだったとのことです。


制作会社が倒産した時にホームページを放置すると起こるリスク

  • ドメイン(URL)が失効し、第三者に取得されるリスク
  • サイトが停止して集客・問い合わせが途絶えるリスク
  • メールアドレス(例:info@〇〇.com)が使えなくなるリスク
  • SEO(検索順位)がゼロからやり直しになるリスク
  • サーバーのphpのバージョン更新等がされないことによるセキュリティの脆弱化リスク

ドメイン(URL)とサーバーは「会社の顔(住所)」と「会社の土地」。
どちらも自分たちでコントロールできる状態にないと
いざというときに取り戻すのが本当に大変です。。。


これからの予防策

  • 契約名義は必ず自社にする 
    beardでは基本的に自社契約をオススメしています。
     特別ご要望があった時のみ弊社にて契約代行を行っております。
  • サーバー・ドメインの管理情報を社内で共有/保管
  • 定期的にホームページのバックアップを取る

これを機に、ホームページを“資産”として管理する意識を持つと安心です。



困ったら、ひとりで抱え込まないで

突然の連絡途絶や倒産のニュースに、不安を感じるのは当然です。
でも、ホームページは冷静に手順を踏めば守れるもの。
わからないことがあれば、専門家や信頼できる制作会社に相談してください。

わたしたちbeardも、そんなときに「とりあえず相談してみよう」と思える存在でありたいと思っています。
肩の力を抜いて、一緒に状況を整理していきましょう。

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